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チタンQ&A

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重さが約60%軽く、強度が2倍の強さです。

高いです。つまり、鉄よりも「錆びにくい」です。
海水中では、白金に匹敵します。

用途に合わせて、他の合金元素を添加したチタンの事です。
添加する元素の種類や配分によって、強度が増すなどの特徴があります。

可能です。「陽極酸化処理」という方法で、チタンの表面に薄い酸化被膜を生成させると光を干渉して色が見えてきます。被膜の厚さによって色調が変化します。

引張強さはステンレス鋼590MPa、純チタンは390MPa、チタン64合金は895MPaとなります。チタン64合金は、純チタンより1.7倍以上もの強さを持っています。

ステンレスは錆びますが、チタンは安定した不動態皮膜(自然に生成する酸化皮膜=TiO2)で保護され錆びにくいです。

SUS304に比べて、価格が高い事と、硬度が低い事がデメリットです。
オーファでは幅広い仕入れルートと、取扱量の多さから価格の優位性があります。また、硬度を高める特許表面改質技術「FG処理」により、デメリットを補っております。

チタンは他の金属に比べて有毒性が低く、金属アレルギーの原因となるイオンの発生が少ない為、アレルギーを引き起こしにくいとされています。

ヤング率(Gpa)は、純チタンが106、チタン64合金は110、ステンレス鋼は199です。ヤング率が低いほど、しなりやすくなります。
比重(g/㎤)は、純チタンが4.51、チタン64合金は4.43、ステンレス鋼は7.9です。
硬度(Hv)は、純チタンが130Hv-230Hv、チタン64合金が320Hv以下、ステンレス304は200Hv以下です。

塗装ではありません。
陽極酸化処理」という方法で、チタンの表面に薄い酸化被膜を生成させて光を干渉して色が見えてくる加工技術となります。

純チタンにパラジウム(Pd)を添加した材料です。
耐食性、特にすき間腐食に優れ、化学プラント向け等に採用されています。

チタン材を採用することにより、軽量化(鉄の約60%)につながります。
さらに、比強度の高いチタン合金材(鉄の約2倍、アルミの約3倍)を使用することで、製品の薄肉軽量化や素材使用量を減らすことができれば、動作の⾼精度化、省エネルギー、抑振動など、エネルギー削減につながり、カーボンニュートラル、SDGsにも貢献できる可能性を秘めています。

次世代エネルギーとして期待されている水素・アンモニア関連分野への各種試作のご相談もいただいています。またオーファではチタンの表面改質技術「FG処理」も行っています。表面処理をすることで、強固で密着性の高い被膜が形成されるため製品の耐久性が高まり、さらにチタンの活用の幅が広がることが期待されます。

チタンの価格は、主に原料であるチタン鉱石価格および展伸材の中間原料となるスポンジチタン価格、そして展伸材の製造コストに基づいて決まります。チタン鉱石価格はチタン需要の約9割を占める顔料向けの酸化チタン需要の影響が大きく、チタン展伸材の溶解原料となるスポンジチタンは航空機エンジンなどの航空機向け用途が国際的には使用量が最も多く、その需給動向によって価格が左右されます。
板、丸棒、パイプなどのチタン展伸材には、銅やアルミ、ニッケルのような市場取引価格や国際指標が無く、展伸材メーカーとの相対取引による個別契約でチタン展伸材の取引価格が決まります。オーファは国内各メーカーと年間または半期ごとに価格取り決めを行い定期的にチタン材を調達しているほか、海外メーカーからもスポット取引でチタン材を調達できるネットワークをもっています。調達方針につきましては、お客様との取引実績や使用予定などを踏まえて価格動向も見極めながら事前調達しており、常時在庫ラインナップを取り揃えています。

日本ではチタンを採掘しておらず、チタン鉱石はインドやオーストラリア、カナダなど海外から輸入しています。そのため、為替変動の影響を受けます。
チタンの製造工程は、チタンは酸素との結びつきが大変強いため、他の金属に比べ工程が複雑で、かつ電力を大量に消費します。そのため、エネルギー価格の変動がチタン価格に反映されます。