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EICMAレポート

EICMA 2007 in MILAN 出展!

ヨーロッパ最大級のモーターサイクルショー“EICMA2007”に挑んで

細川寿ニ

Hosokawa Toshiji 
Ofa co.,LTD. Exhibited Titanium Products at the EICMA2007
(The 65th International Motorcycle Show) 
 

Eicma2007 was held Milan (Italy) from Nov.6 to Nov.11,2007 , It is the biggest motorcycle show in Europe. This is the second time for us to exhibit our booth in the show. We have made a big PR of Japanese titanium and its products to many people through the exhibition.
Especially ,the technology of surface modification of titanium named “The Fresh Green process”, a heat-resistant alloy :Ti-Cu-Nb , and newly developed products by our company ,which are “Spokes” and “Springs” have attached strong attention from many visitors. We will challenge to overseas market by our unique “Heart work” and “Footwark”

1. はじめに
『第65回EICMA2007(International Motorcycle Exhibition)』がイタリア・ミラノの展示会場FIERA MILANOで2007年11月6日から11日までの6日間開催された。
今年は2年に一度のバイクと自転車共同開催の年。出展社数も1,937社とモーターサイクル関連の展示会では世界最大数のブースが犇き合うこの展示会に(株)オーファは一昨年に引き続き2年連続で出展した。(日本からの出展者は車体メーカー以外では、前回は弊社のみ。今回は3社出展があった)

2.EICMA2007概要
ヨーロッパ最大級のMOTORCYCLE SHOW。
今回は、173,655uという東京ドーム約3.7倍の広大なエリアを利用して行われた。屋内展示スペースもびっくりサイズで、野外の敷地を利用してのレースイベントなど数々の催物もまた来場者そして出展社にとって楽しみである。
2007年は世界39の国と地域から53万5千人もの人が訪れた。
多くの来場者のお目当てのひとつは、『世界で一番早いNewモデル車発表』である。世界有数の車体メーカーやパーツメーカーもこの展示会で、一気に新車種、新製品の発表を行った。またこの展示会は、直接車体や製品に触れられる機会が多いのもマニアにはうれしい。
会期も通常の展示会に比べ6日間と長く、金曜日は夜22時までと開催時間も延長され、女性は無料!アルコールもOKで陽気なイタリア人、欧州人が多数訪れた。
そして、この展示会の面白さは屋内のみならず屋外のスペースの使い方にもある。
特設観客スタンドから超大型モニター、ナイター用ライトも設置され、スタンド内に造られた数々の障害物を使ってのレースやデモンストレーションも見もののひとつだ。

3.出発点
初めてこの展示会に訪れたのは4年前、欧州視察のひとつであった。
想像をはるかに超えたスケールと熱気に圧倒された。『見せる』中心の日本の展示会とは違い、各ブースで見るだけでなく直接製品に触れ、積極的に商談が行われている。その光景を見た時、“次回は必ず製品をかばんに詰め込み、ここに営業に来よう!”と心に誓った。その瞬間を今でも鮮明に憶えている。
その日からは、それまで以上に情報収集や開発品製作をより積極的に行い、EU圏だけなくアメリカ、アジア等世界動向に視野を拡げ、出展の機を待った。
そして一昨年2006年秋、初めて『EICMA』出展。国内の展示会には幾度と出展した経験があったものの、海外の展示会出展は初 ! 不安以上に希望を胸に抱いての出展であった。
無論、代理店を通さず申し込みからブースデザイン・サンプル試作、製作依頼、通訳手配、展示物等発送、会場設営等全てを自分達で段取りしたため、文字通り手探りのスタートであった。
初年度は手続き等勝手の違いやお国柄の違いからか(こちらから連絡してもとにかく返信もなく確認もなく連絡もない。)不安が尽きず、フラフラになりながら現地イタリアに向け出発したことを記憶している。
2年目の昨年秋、1年目の経験という大きな土台がある分、少し落ち着いて準備ができ、より展示内容を濃く、事前準備が進めることができた。

4.今回の展示内容
(1) チタン表面改質技術PR(Fresh Green処理)
昨年8月6日にライセンス取得した(財)電力中央研究所の特許『チタン表面改質技術』をPR。硬度・耐摩耗性・耐食に優れ環境に優しい技術をサンプルや用途例も交えて展示することで、新たな分野への提案を行った。
(2) 新日本製鐵梶@新素材PR(Ti-Cu-Nb合金)
(3) 開発製品の発表
・チタン合金スプリング、スポーク、ハンドル 他
 特に注目は、スポーク。各社とテスト中である。
(4) 日本のチタンマーケットのアピール
日本製チタンのクオリティの高さと豊富なマーケットをPR
(5) 日本の高い技術力のアピール
 世界にない繊細な技術や使い方を披露することで、今までにない新しい発想を提案。

発色サンプルをオブジェに

『TEMAGE(手曲げ)』映像発信。
昨年大好評だったTEMAGE技術披露
DVD続編映像

次世代マフラー提案(地元新聞掲載)
(6) 環境新時代への提案 (Timo 自社製品)
スクラップ等利用し作製することで資源の有効活用提案
(7) Timo(自社ブランド)展開
鋼材の特性をより生かした製品を、企画製造し鋼材の利用範囲を拡げる

今回特に力を入れたのは、(1)チタン表面改質技術PR(Fresh Green処理)である。
従来の耐摩耗と硬度を向上させる処理とは異なり、「Fresh Green処理」は設備費に高額な費用が必要としないため、製品加工賃の大幅コストダウンにつながるこの技術を提案した。
また、この技術は高温時における“剥離”も少ないため、高温個所にも威力を発揮する“新技術”である。
この「Fresh Green処理」を必要する、車体メーカーやパーツメーカーから商談が相次いだ。新日本製鐵鞄aの耐熱合金にこの技術を施す+αでの営業展開も視野に入れている。様々な耐熱合金が存在するが、それ以上に耐磨耗と高硬度を必要とする部位があるからだ。

世界最高峰のF1レース用のホイールボルトもかじりの問題を抱えている。それは、レース中に発生する熱の影響である。DLC(Diamond Like Cardon)コーティングですら剥離してしまうまた、エキゾストのジョイントパイプ部分もレース中の高温と摩擦でパイプ端面からクラックが起こる。
各社問題解決のため研究を重ねている現在、特に耐摩耗が必要とするエンジン回りには最適な加工技術となりえる「Fresh Green処理」に注目が集まっている。
現在、各社とサンプルテストを繰り返しているが、数年後には各社の協力で、EU圏内に自社工場進出も視野に入れ積極的に取り組んでいる。

5.ターゲット
EUのメインのエキゾストメーカーは10社ほどあり、その周りには100社以上のサブメインのメーカーが存在している。
今回のターゲットはメインメーカーとのビジネス展開と、またそれを取り囲むサブメインの100社以上の掘り起こしである。それらの会社はチタン材料ですら、簡単に調達できない環境がある。大手のみが順風満帆に材料調達を行い、伸びる環境を手に入れている。
格差広がる傾向が強い今だからこそ、今後成長する兆しとパワーあるサブ会社を発掘し、“エール”を送りたい。

モーターサイクル業界にとって、北米の諸問題が深刻化していることは言うまでもない。あっという間に生産台数が落ち込む中、EUはまだ活気がある方だと思える。
ユーロ高もあって、チタン材はアメリカ、ロシア、中国からも2007年度後半からEU圏内へどんどん入り始めている。
“量が潤えば、価格が落ち込む”需要と供給のバランスは周りから切り崩されている。半年前までの“品不足”は一体どこへ?
だからこそ今、“質”と“アイデア”を売り込む! マーケットや業界情報を頭に入れながら、柔軟にターゲットと目線を変化させて拡販する。
大手と10トンの契約より、中小100社と500kgの販売をより大切にしているのは弊社だけかもしれない。
量産車へのチタン化が一段落している中、次の手は何かと考えると自ずから答えはわかるはずである。

6.まとめ
『海外進出』それはコツコツと根気よく着実に一歩ずつ歩み、信用を築き上げるものである。
2回出展したEICMAにおいても持ち前の“ハートワーク・フットワーク”を生かし、お客様の懐に飛び込んできた。少しずつではあるが、着実にコンタクト数も増え、実績もあがっている。
しかし1、2回の出展でパーフェクトな結果が出るものではなく、積み重ねを大事にしながら、Ofaは今後も新たなマーケットに挑み続ける。

『モータースポーツは男のロマン』である。
排ガス規制や音量問題等マイナス要因となりうるものが多数ある昨今、逆風こそ『プラス』に考え、主力のマフラー以外でもチタンの活躍の場を開拓している。
チタンを使えば軽量化につながる。そしてエンジン内部のチタン化がもっと進めば、形状も変わり、燃費向上にもつながる。それは地球環境にもやさしくなることだ。

チタンの弱点を技術力でカバーし、用途開発も含め、よりチタンの活用の場が広がるようOfaは日々走り続け、持ち前の“ハートワーク・フットワーク”を活かし、ひとり一社でも多くの方々と手を取り、歩んでいきたい。

社名の由来である『one for all all for one』はOfaの永遠のスピリットである。

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